前回の記事の続きです➡更年期の症状TOP5
最近更年期の症状が出始め、更年期障害の本をいろいろ読んで勉強をしています。
その中でもQ&Aや面白い情報をご紹介します。
勘違いや知らなかったこと、なるほど!と思うことなど目次に載せました。
よかったらお好きなところからご自由におつきあいください。
Q.更年期に入ったかわかる方法はありますか?
わかりやすいのは月経不順です。
原因は卵巣の働きが落ちて、毎月排卵をしなくなるので月経周期が乱れます。
きちんと知りたい方は病院の血液検査でホルモン値数値を調べるとよいでしょう。
私も生理が40日以上来なかった場合は意を決して病院へ行こうと思っています。
Q.男性にも更年期はあるの?
男性も加齢で男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が減るため、更年期はあります。
しかし、女性のように急激に減るわけではなく穏やかなカーブで減るため、女性のように強く意識する人は少ないようです。
神経質な性質や、ストレスが過多の人には症状がはっきり出ることもあります。主な症状は疲労(だるさ)、うつ、不眠、集中力の低下、EDなど。
Q.A型の人は症状が出やすいの?
A型だからひどくなるという血液型と気質を結びつける関係の根拠はありません。
しかしまじめ、几帳面、気遣いをしてしまう人は症状が出やすいといわれています。
更年期障害が起こる要因は主に3つです。
- 身体的変化
卵巣機能の低下によるエストロゲン減少 - 心理的要因
本人の気質、性格などの問題 - 環境要因
子離れ、人間関係、仕事、経済問題など
これに付随して、こんな質問が出るのではないでしょうか?
Q.更年期の症状がひどい人、あるいはほとんど出ない人は何が違う?
このYouTubeが参考になりました。
主に要因は3つ、性格、経験、そしてエクオールが産出できるか、という点が紹介されていました。
1.キャラクター(性格)
- くそ真面目
- とても一生懸命
- 視野が狭い
- 自己犠牲型
- 一つのことにものすごく気持ちも時間もかける人
前項で紹介したものとかぶりますが、これらの気質を持っている人は更年期の症状が強く出るといいます。
私はすべて当てはまっているかも…😓
2.人生における曲がり角のような経験
- 子育てが終了し、ぽっかり穴が空いた=空の巣症候群
- 介護がいったん終了、親や家族が逝去したなどの喪失感
- パートナーに女性として見られなくなった、など
心がポキっと折れたような経験をした人は症状が強くなるそうです。
これも当てはまりますね。
私の場合は父の介護・看取りと、その前に仕事のイジメで精神的にも折れて、とてもきつかった時期がありました。
3.エクオールの産生量がどのくらいあるか?
更年期障害の症状が出るかどうか、要素として一番強いのは、
大豆イソフラボンを腸の中で代謝してエクオールを作ることができるか
どうかにかかっているといいます。
エクオールがエストロゲンと同じような作用を持っているため、エクオールが産出できる人は、更年期の症状が出てもそこまでひどくならずに済むそうです。
豆腐、納豆、油揚げなど大豆イソフラボンからエクオールを産生できる腸内細菌を持っている人は2人に1人と言われています。
地域別だと、関東のほうが割合が高く関西は低いようです。納豆を食べているかどうか関連性が推測されています。
また現在の40代中高年の5割がエクオールを作れるのに対し、20代はわずか2割しか産出できておらず、これは食生活の欧米化が原因とも言われています。
このエクオールを産出できるかは尿検査で判別できます。婦人科でチェックしてもいいですし、検査キットも売っているそうですので試してみるのも手ですね。
エクオールを補うためにはエクオールを含んだサプリメントもあります。
Q.エストロゲンの作用は?
粘膜、骨、血管、脳、筋肉などさまざまなところで重要な働きをしています。
肌の潤いや、髪のハリなどを保つ作用もあり、別名「美のホルモン」とも呼ばれているそうです。
- 脳の血流を増やす、生殖・体温調節・気分・記憶など中枢神経に影響する
- 肌のうるおい、ハリを保つ/髪のハリコシを保つ
- 骨を丈夫にする
- 乳房を育てる
- 脂質代謝をサポートする
- 血液をしなやかに保つ
- 唾液を出して口内を清潔に保つ
- 膣・膀胱の粘膜を守る
引用元:書籍『幸年期メソッド 宇江佐りえ』 p.36
エストロゲンは非常に重要な働きをしているのですね。なくなったら大変といわれるのも納得です…!
女性は更年期以降女性ホルモンが
ほぼゼロになってしまうといいます。
それを補うためにもエクオールを飲むのも予防になりそうですね。
そして女性ホルモンよりも男性ホルモンの量が多くなり、更年期では女性ホルモン➡男性ホルモン優勢へと変わります。
男性ホルモン優位になると、好奇心や闘争心、リーダーシップなどがアップし、ますます活動的になる人がいるそうです。ひげも生えやすくなるといいます。
Q.更年期には痩せにくくなるといいますが本当ですか?
更年期は加齢の影響で基礎代謝量が落ち、痩せにくくなっているのは事実です。
卵巣機能が低下し始めれば、残念ながらプロポーションは崩れます。
太らない努力のためにはいくつか方法があります。
夜遅くの食事や夜食をやめましょう
夜のドカ食いを防ぐために、夜遅く食べる場合は先にゆで卵や夏チーズなどのタンパク質を少しお腹に入れる
40歳を過ぎたら、PFC(タンパク質、糖質、炭水化物)のバランスを見直しましょう
- 白米のご飯の3分の1は糖質なので、雑穀米や麦を混ぜて糖の吸収を遅くする
- 食べる順番を変える
食物繊維やビタミンを含む野菜から先に食べ、その次にタンパク質、そして最後に炭水化物。スープがあれば先に飲むと満腹感を得られ、食べすぎの防止になります。
筋肉がつけば基礎代謝量が上がります
- 運動すると成長ホルモンが分泌され体脂肪燃焼の刺激となる
- 手軽に日常生活の中で体を動かすことを意識する(階段昇り降り、こまめに歩く、トイレに行くたびにスクワットなど)
運動習慣がある人というのは週に1、2回ヨガやスポーツジムなどで汗を流す方も多いでしょう。しかし、週2時間運動したとして残り時間(6日と22時間)に何をするかのほうが影響が強いと言えるでしょう。
毎日のちょこっとしたこまめな運動習慣は大切ですね。
日常生活にすぐ取り入れられる「ちぇぶら体操」がありますのでよかったら参考になさってください。
料理しながら、洗顔しながら、朝起きた時のストレッチなどすぐできることが満載です。
Q.生理が終わってよかったことって何?
今まで閉経のリスクばかり述べていましたが、逆に生理が終わるメリットをご紹介します。
- 子宮筋腫が小さくなる
- 乳腺炎・乳腺症が改善される
- 乳がん・子宮がんのリスクが減る
ほかにも体験談がありますので載せておきます。
- つらい生理痛から解放された
- 子宮筋腫を手術せずに逃げ切れた
- 旅行の計画が立てられるようになりいつでも温泉に入れてうれしい
- 生理用品を持ち歩かず荷物が軽くなった
- 外出先などで経血が漏れる心配がなくなった
- 生理前のイライラがなくなった
- 妊娠の心配がなくなった
引用元:著書『はじめまして更年期 永田京子』p.39
まとめ
更年期は誰にでも訪れる期間です。
- 更年期障害の症状が出る主な要因は3つ、
- 身体的要因…エストロゲンの低下
- 心理的要因…性格や気質、ストレスの感じやすさ
- 環境的要因…家庭での役割や人間関係、仕事、金銭的な問題
- 症状が出る人出ない人の差は、大豆イソフラボンから腸内でエクオールを作ることができるかどうか、が大きな要素となります。エクオールとは、エストロゲンと同じような役割をする物質です。
- エクオールを産出できる割合は日本人女性では2人に1人と言われていますが、若い人ほど作れなくなっているといいます。
エクオールが腸内で作れなかったとしても、サプリメントがありますので上手に利用するのも良い案ですね。
- エストロゲンは「美のホルモン」と呼ばれ、 肌の潤いや、髪のハリなどを保つ作用があります。
- 更年期は痩せにくくなるため日常的に運動をする習慣を持つといいでしょう。また食べものを食べる順番、高たんぱく、低糖質を取り入れましょう。
私もまだまだ更年期が始まったばかりですが、エクオールなど試してみて実際によかったかどうかレポートしようと思います。注文してみました!
更年期は怖い、症状がツライというイメージがありますが、何とかその10年を乗り越えていきましょう!
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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