今年の夏、8月はとても暑い日が続きました。
みなさんも体感されている通り
7月が長雨であったのに対し、
8月になった途端、一気に暑い日々がやってきました。
今年の温度が過去に比べてどれくらい暑いのか
またその原因について調べてみましたのでよかったらお付き合いください。
2020年 VS 2019年
2020年と2019年の最高気温、最低気温(名古屋)の日別比較です。
2020年最高気温 赤
2020年最低気温 オレンジ
2019年最高気温 青
2019年最低気温 水色
スマホの方、見えにくくてごめんなさい。
二本指で拡大したほうが見えるかもしれません。
2020年8月は、名古屋は22日間も35度以上を超えたといいます。
2019年は比較的そこまで暑い夏ではありませんでしたが
それでも前半は38度に達する日もありました。
ところが2019年8月後半から涼しくなり、
2020年の最低気温が2019年の最高気温を超えており、
8月の終わりなのになかなか気温が下がらない現象が続いています。
8月31日の最高気温はなんと37.8度でした。
地域によって差がありますが、
私の住む地域では、8月にまとまった雨が降ったのは、
8月28日のみというほぼ晴天酷暑の日が続きました。
2018年 VS 2020年
酷暑ともいわれた2018年と今年はどうでしょうか。
8月の前半は、2018年のほうが高い日々が続きますが、
中旬以降最低気温など20度近くになりとても涼しくなった時期もあったようです。
最高気温、最低気温の平均は以下の通りです。
8月 | 平年 | 2018 | 2019 | 2020 |
平均最高気温 | 32.7 | 35.3 | 33.9 | 35.9 |
平均最低気温 | 24.2 | 25.9 | 25.7 | 26.5 |
2019年との差がなんと2度。
2020年の平均最高気温がほぼ36度とはそら恐ろしいです。
ちなみに平年との比較
2020年、平年気温を下回った日はわずか3日しかありませんでした。
平年最高気温は32-33度程度。
平年気温は、1981-2010までの30年の平均。
2011-2020までの10年は温暖化ももっと進み、
おそらくは、その30年よりもずっと平年気温が高くなっていることが予測できます。
最低気温も、夜9時でも30度を下回らない日が多くとても寝苦しく
クーラーをつけっぱなしのご家庭も多かったと思います。
なぜ今年はこんなに暑くなってしまったのでしょうか。
猛暑の理由
天気予報などの解説により、
すでにご存じの方も多いと思われますが
その理由は二階建ての高気圧によるものと言われています。
チベット高気圧と太平洋高気圧に覆われており
上空10キロまで高気圧が重なっているといいます。
この高気圧が重なることで、日本周辺は非常に背の高くて暖かい高気圧に覆われ、地上は広い範囲で高温となっています。
引用元:tenki.jp 10km以上の高さまで高気圧で覆われている
高さの違う二つの高気圧が重なるのは、猛暑の夏の典型的な例となります。
気象予報士の森さんがTVで
普通の布団の上にさらに羽毛布団がかけられたような暑さだと、おっしゃっていました。
コロナ禍でマスクをつけっぱなしのこともあり
熱中症の危険も高いため
こまめな水分補給をしましょう!
さらに来週心配なことが…
台風10号 9月6-7日ごろ
海水気温が高いために
今年も台風がたくさんできることが予想されます。
すでに9号は沖縄、九州を通過し北上することがわかっています。
沖縄、九州にお住まいの方は十分ご注意ください。
さらに、その次に注意が必要なのが台風10号です。
こちらの記事の中でヨーロッパ中期予想センターが出した予測で
9/6-7にかけて日本に直撃してくる予想が出ています。
この台風はかなり巨大なサイズで
東京から大阪までの間をすっぽり覆ってしまっています。
Windyによる予想はこちら
👇9/6-9/7にかけて動画になっています
予想では四国、中国あたりを通過する感じですが
まだまだ予測の段階なので確かなことは言えません。
近づいてきたら東側にそれることもあります。
ウェザーニュースでは
もっと中央よりを通過する予想も出ています。
この進路で伊勢湾台風並みの勢力で上陸するとしたら
日本に大災害を及ぼすことは間違いないでしょう。
さらに10号のあとにもまた次の台風のたまごが太平洋上にいるようですが
それは10号が過ぎ去ってから考えましょう。
今後の動きに注意が必要です。
順次更新したいと思います。
お読みいただきありがとうございます。
コメント