今日、買い物をしている最中に
「チーズを買わないと!
あとは冷凍食品、2割引だからレジの直前にカゴに入れよう…」
と思ったのもつかの間。
そのままレジを通過して家に帰る途中に思い出しました。
あああ!忘れてた…!
なぜ忘れるんだろう?
過去にあったひどいこと、嫌なことは覚えているのに
覚えていないといけないことは簡単に忘れてしまうのか?
とても不思議に思いました。
うっかりもの忘れ
私が予想したのは
「やらないといけない」という予定の記憶の次に
何か新しい予定や出来事などが入ると
その元となる記憶が抜けてしまうのではないか
ということでした。
こちらの参考記事では、
「うっかり忘れは同時に複数の作業をすることに一因がある」と指摘しています。
心理学や脳科学では人間の記憶、思考、予測などを支える機能を「ワーキングメモリ」と呼ぶ。日本語で作業記憶ともいい、次々と入る作業情報を判断しながら優先順位を付けたり、計画を考えたりする機能がある。しかし「覚える情報が多すぎたり別のことを同時にしたりすると一時的に容量を超え、うっかり忘れが生じる」(苧阪さん)。
引用元:専門家が伝授 うっかり忘れ防ぐ2つの対策
きっとワーキングメモリがパンパンなのでしょうね。(もともと小さいのかも…?💦)
- メモを取ってリストアップする
- 優先順位を決める
- 1つずつ実行する、同時に複数作業をしないこと
これらがミスを防ぐことにつながります。
ただ不思議なのは単純な作業や、買い物リスト、そして学んだ勉強の内容などは忘れてしまうのに
嫌な記憶やつらかった思い出などはずっと消えることがありません。
調べてみると、記憶にはさまざまな種類があるということがわかりました。
短期記憶と長期記憶
この言葉はよく聞いたことがあるのではないでしょうか?
短期と長期ってどのくらいの長さなのでしょうか?
こちらのサイトによると
短期記憶はほとんどが15秒以内に消えてしまいます。
頭の中で繰り返し覚えることによって短期記憶➡長期記憶に転送されるそうです。
たとえば電話番号や歴史年代をゴロなど用いて覚えることは「記憶の固定」と呼ばれ、長期記憶に入ると長く保持されるということです。
エピソード記憶と意味記憶
エピソード記憶というのは、経験の記憶であり、いわゆる思い出です。
意味記憶は知識に相当するもので、学習を通じて得られた知識を言います。
個人的な思い出は、なぜ忘れることができないのか?
エピソード記憶=職場いじめにあった過去のつらい経験や、今まであった苦しみの記憶を消したいのに消せない。
それはなぜか?
「エピソード記憶」には「感情」が含まれているからです。
ネガティブな経験ほど冷静に記憶
引用元:Exciteニュース「思い出したくない記憶」を忘れる方法はありますか?
感情、とくに「恐怖」に関連していて強い感情をともなった記憶はなかなか忘れにくいと言われます。
これは、記憶を長期化させる「海馬」と、記憶時の強い感情による「偏桃体」の刺激とを結びつけて、神経回路を設定してしまうからだという説があります。ですから、覚える時に「強い思い入れを込めない」ことは、記憶が残りにくい要因になるでしょう。可能であれば、ネガティブな経験ほど冷静に記憶しましょう。
前職で、毎日職場いじめ、いやがらせにあい、死にたいと思い続け、命の危険をもさらして勤務していたことを考えると➡その当時の記事
危険!と思えるような出来事には近寄りたくないですし、その出来事を忘れてしまうことは自分の命を再び危険にさらすことになるため、強い恐怖の感情によって揺さぶられた扁桃体が忘れないようにしているのでしょう。
「思い出したくない記憶」を忘れる方法は?
思い出したくもないのに忘れられないのはつらいことです。
いい方法はないでしょうか。
先ほどの記事でいくつか方法が紹介されていました。
別のことをして忙しくする
実は「悪い記憶」を消したい人も、無意識的に引き出しから出して、思い出してしまっていることがあるかもしれません。そのため、何か別のことに集中して、思い出す暇をつくらないことが奨励されます。そのように思い出すことを止めることで、早く忘れることができます
引用元:Exciteニュース「思い出したくない記憶」を忘れる方法はありますか?
別のことを記憶すれば、その古い記憶を思い出さないようにできます。
先ほどの買い物の例で行けば、冷凍食品を最後に…と思っていたのに、レジに先に行ってしまった、
その理由は洗濯物を干していて、雨がパラパラしてきていたため、心配で早めに帰ったというのもあります。
ほかにやらないといけないものがあると、それに気を取られてしまうため思い出さなくなりますね。
悪い記憶を良い記憶に変える
思い出すたびに悪く解釈するのでなく、“良く解釈する”ことで、より良い記憶になっていくという作業は、心理療法などではよく行われます。
そうは言っても、悪い記憶を自分一人の解釈で「良い記憶」に変えることは至難のことです。下手をすると自分自身をごまかすことにもつながります。「作話」と言って、記憶をねじ曲げてしまうようなことにもなりかねません。
そこで、自分の話(記憶)を、他の人に話すことで聞いてもらい、他者の目で解釈してもらう、ということが行われます。自分では「悪い」と思っていたことが、他者にはそうは見えていなくて、それを受け入れると、記憶自体が以前ほどネガティブなものではなくなるということも起こるのです。そうした、記憶の受容作業を心理療法では行うわけです。
引用元:Exciteニュース「思い出したくない記憶」を忘れる方法はありますか?
これはなかなか難しい方法ですね。
他者を選ぶ必要があります。
カウンセラーなど心理療法のプロならば頼ることも一案ですが、相性もあります。
自分を否定せずに、さえぎらずに、親身になって話を聞いてくれる人でないとダメでしょう。
もっとほかにもつらい人がいるんだよ、世の中には…
私のほうがもっとひどい目に遭っているよ
なんて言われた日には言わなきゃよかった…と思って地中深くその思いを埋めてしまいます。
十分傷ついた上に、さらにその言葉や態度によって傷つけられるというのはもっとも避けたいことです。
まとめ
買い物などの短期記憶を忘れないためには、スマホの機能を使ったりメモを取るといいでしょう!
忘れたい記憶については
- ほかのことで忙しくする
- 記憶の上塗りをする
のがいいかもしれませんね。
失恋の傷は新しい恋が癒すというように
仕事で失敗したら次の新しい仕事で成功して見返す、癒すほかないのでしょうね、人生はきっと。
1分で忘れられたら最高です!↓
コメント